100TH ANNIVERSARY ISSUE SPECIAL
アルソ出版/ザ・フルート第100号掲載記事(2009年8月1日発行)
大公開!
THE FLUTEに登場したフルーティストたちが寄せる
Flute in My Mind “我が心のフルート”
100号記念特集Part.03では、創刊号から第99号まで本誌に登場してくれたフルート奏者たちに実施したアンケートを大公開。思い出のフルート曲、コンサート、憧れのフルート、そしてフルートの存在……。答えを通して見えてきたもの、それはフルートが持つエネルギーの強さだった。
99号までに登場したフルーティストは延べ数百人にも及ぶ。国内、海外で活躍しているプレイヤーにとっての「フルート」というキーワードを知るべく、今回と次号にわたリアンケート結果を紹介しよう。
岡村考二
Koji Okamura
公益財団法人 三井住友海上文化財団理事、東京バロックアンサンブル代表
使用楽器:麻里左貴磨氏製作(1971年)銀製、マテキフルート銀製AG943
Q1.思い出のフルート作品は?
W.A.モーツァルト『フルートとハープのための協奏曲 ハ長調 K.V.299』
フルートを始めた中学1年生の時、純粋な音に感動し、よく聴きました。
Q2.思い出のコンサートは?
東京バロックアンサンブル(1993年 11月 高知県立美術館ホール)
高知県立美術館開館記念イベントコンサートを行いましたが、木造りで響きの素晴らしいホールでした。ステージが回転して能の舞台に換わるのには驚かされました。
東京バロックアンサンブル(1997年 3月 佐賀・炎の博記念堂)
シャンデリアから楽屋のドアストッパーまで有田焼でした。響きも素晴らしく、有田の伝統的なポリシーをつくづく感じました。
Q3.フルートを始めたころの憧れのプレイヤーは?
オーレル・ニコレ
やさしい、いぶし銀の音には感動いたしました。
Q4.あなたにとってフルートとは?
自分自身を磨く大切なもの!
Q5.一番好きなフルート作品は?
どの作品が一番とは決められませんが、フルートを始めて今日まで、多くの曲に癒され、また感動を受けています。
Q6.どんな趣味をお持ちですか?
旅行
気に入った所を見つけると何度でも足を運びます。
■Information
フルートレッスン小曲集がサーベル社より再販されました。